抗ヒト有機アニオントランスポーター1 (OAT1) ポリクローナル抗体, ウサギ Anti Human Organic Anion Transporter 1 (OAT1) Polyclonal Anyibody, Rabbit

製造元 :: 医化学創薬(株)[旧トランスジェニック]

保存条件 :: 冷凍 (ドライアイス輸送)

抗原由来動物 :: Human

免疫動物 :: Rabbit

種別 :: Polyclonal
適用 :: IH

構造式
ラベル
荷姿

比較	製品コード	容量	価格	在庫
	販売元 305-13211 製造元 KE038 JAN 4987481549265	25μg	希望納入価格 76,650 円	販売店へ照会

ドキュメント
概要・使用例
物性情報
抗体情報
製造元情報
別名一覧

ドキュメント

検査成績書

校正証明書

概要・使用例

概要	薬物や内因性物質の体内動態、膜輸送の研究に。有機アニオントランスポーター(OAT)ファミリーの一つ。薬物及びその代謝物の輸送に関与する薬物トランスポーターは、基質認識の多様性からさまざまなトランスポーターに分類されています。特に、有機アニオン、同カチオン、両性イオンの3つのトランスポーターファミリーより構成される有機イオントランスポーターファミリーでは、輸送基質としてきわめて多種類の内因性、外因性有機物質(薬物及び異物)及びその代謝物を含み、薬物の体内動態の理解には重要で、その輸送基質の多くは有機アニオンに属しています。ヒトの有機アニオントランスポーター1(organic anion transporter 1 : OAT1)は、563アミノ酸残基からなる12回膜貫通型の膜タンパクで、主として腎臓に局在し、わずかに脳にも発現が認められています。 OAT1は、Na＋非依存的にPAH(β－aminohipperate)を輸送するほか、bulkyな無機アニオンや、ペンジルペニシリン、フロセミド、インドメタシン、プロペネシド、尿酸などさまざまな薬物や多くの内因性物質を認識します。また、OAT1は、細胞内にNa＋依存性に高濃度に蓄積されるジカルポン酸とPAHとの交換輸送体に相当するとされています。本抗体は、ヒト腎臓凍結切片を用いた免疫組織染色で、近位尿細管の基底側膜に発現しているOAT1を検出することができます。また、免疫した抗原部分ペプチドがラットにも共通であるため、ラットでの研究にも有用です。 WAKO BIO WINDOW No.40, p16 (2002. Jun.) 抗ヒト有機アニオントランスポーター 1 (OAT1) ポリクローナル抗体薬物トランスポーター関連抗体薬物トランスポーターは、小腸や腎臓の上皮細胞、肝細胞、脳血管内皮細胞などに発現し、薬物の吸収・排泄を担う膜タンパク質の総称です。ABCファミリー及びSLCファミリーに大別され、基質認識の違い等によりさらに細かく分類されています。このうち、有機アニオントランスポーター(OAT)ファミリーは、腎臓のほか、肝臓、脳、胎盤などに発現しています。エストロン硫酸、ペニシリンG、非ステロイド系抗炎症薬、オクラトキシンAなどの極めて多種類の内因性、外因性有機物質およびその代謝物の輸送に関与し、薬物の体内動態の理解には重要であると考えられています。また、L型アミノ酸トランスポーターファミリー(LATファミリー)は、アミノ酸類似薬も含んだ比較的広い基質を認識し、補助因子4F2hc(4F2 Heavy Chain:CD98)やrBAT(Related to b0,+ -type Amino Acid Transporter)とヘテロ2量体を形成することで、その機能を発揮します。 Wako Bio Window No.87, p27 (2008.2)

概要

薬物や内因性物質の体内動態、膜輸送の研究に。
有機アニオントランスポーター(OAT)ファミリーの一つ。
薬物及びその代謝物の輸送に関与する薬物トランスポーターは、基質認識の多様性からさまざまなトランスポーターに分類されています。
特に、有機アニオン、同カチオン、両性イオンの3つのトランスポーターファミリーより構成される有機イオントランスポーターファミリーでは、輸送基質としてきわめて多種類の内因性、外因性有機物質(薬物及び異物)及びその代謝物を含み、薬物の体内動態の理解には重要で、その輸送基質の多くは有機アニオンに属しています。
ヒトの有機アニオントランスポーター1(organic anion transporter 1 : OAT1)は、563アミノ酸残基からなる12回膜貫通型の膜タンパクで、主として腎臓に局在し、わずかに脳にも発現が認められています。
OAT1は、Na＋非依存的にPAH(β－aminohipperate)を輸送するほか、bulkyな無機アニオンや、ペンジルペニシリン、フロセミド、インドメタシン、プロペネシド、尿酸などさまざまな薬物や多くの内因性物質を認識します。
また、OAT1は、細胞内にNa＋依存性に高濃度に蓄積されるジカルポン酸とPAHとの交換輸送体に相当するとされています。
本抗体は、ヒト腎臓凍結切片を用いた免疫組織染色で、近位尿細管の基底側膜に発現しているOAT1を検出することができます。
また、免疫した抗原部分ペプチドがラットにも共通であるため、ラットでの研究にも有用です。
WAKO BIO WINDOW No.40, p16 (2002. Jun.)
抗ヒト有機アニオントランスポーター 1 (OAT1) ポリクローナル抗体
薬物トランスポーター関連抗体
薬物トランスポーターは、小腸や腎臓の上皮細胞、肝細胞、脳血管内皮細胞などに発現し、薬物の吸収・排泄を担う膜タンパク質の総称です。ABCファミリー及びSLCファミリーに大別され、基質認識の違い等によりさらに細かく分類されています。このうち、有機アニオントランスポーター(OAT)ファミリーは、腎臓のほか、肝臓、脳、胎盤などに発現しています。エストロン硫酸、ペニシリンG、非ステロイド系抗炎症薬、オクラトキシンAなどの極めて多種類の内因性、外因性有機物質およびその代謝物の輸送に関与し、薬物の体内動態の理解には重要であると考えられています。また、L型アミノ酸トランスポーターファミリー(LATファミリー)は、アミノ酸類似薬も含んだ比較的広い基質を認識し、補助因子4F2hc(4F2 Heavy Chain:CD98)やrBAT(Related to b0,+ -type Amino Acid Transporter)とヘテロ2量体を形成することで、その機能を発揮します。
Wako Bio Window No.87, p27 (2008.2)

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

抗体情報

抗原名	Organic Anion Transporter 1(OAT1)
抗原別名	Organic Anion Transporting Polypeptide 1 PAHT ROAT1 Solute Carrier Family 22 (Organic Anion Transporter), Member 6 (Slc22a6) OATP1 Organic Anion Transporter 1 (OAT1) SLC22A6 HOAT1 HOAT1-2 MGC45260 OAT1
標識	Unlabeled

製造元情報

別名一覧

掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
掲載されている製品について
【試薬】
試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
【医薬品原料】
製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。