PI/カーボンブラック金(0)
PI/Carbon Black Gold(0)
ドキュメント
アプリケーション
1-フェニル-1-エタノールの酸化反応で触媒の回収・再使用を5回行うと、いずれも金の流出を伴うことなく定量的にアセトフェノンが得られます。
参考文献
- H. Miyamura, R. Matsubara, Y. Miyazaki, S. Kobayashi : Angew. Chem. Int. Ed., 46, 4151 (2007).
- C. Lucchesi, T. Inasaki, H. Miyamura, R. Matsubara, S. Kobayashi : Adv. Synth. Catal., 350, 1996 (2008).
概要・使用例
概要 | 金が架橋型ポリマーと活性炭素に担持された固定化触媒です。酸素雰囲気下での酸化反応に有用であり、回収・再使用が容易です。 高分子固定化触媒 PI 金属触媒シリーズ 高分子固定化金属触媒は、東京大学大学院理学系研究科の小林修教授が開発した高分子カルセランド(Polymer- Incarcerated)型金属触媒です。 今回、新たに「PI/ カーボンブラック金(0)」、「PI 白金(0)/ 金(0)」、「PI 白金(0)、酸化触媒」の3品目をラインアップしましたのでご紹介します。 ■高分子固定化金触媒 ■ PI/ カーボンブラック 金(0) アルコールの酸化反応は有機合成化学において重要な合成反応です。PI/ カーボンブラック 金(0)【PI/CB Au】は、 酸素雰囲気下、温和な条件でアルコールをケトンに酸化することができます。 本品は、架橋型ポリスチレンに加えてカーボンブラックを担体に用い、両者に金が担持された固定化触媒です1)。 担体にカーボンブラックを加えたことで金の凝集による触媒の不活性化を防ぎ、且つ金の担持量を増加させることが 可能となりました。その結果、取扱いが容易になり、より安定な触媒活性が得られるようになりました。 <特長> ・ 反応生成物または原料との分離が容易 ・ 取扱いが容易 ・ 温和な条件で酸化反応が行える ・ 繰り返し使用が可能 和光純薬時報 Vol.79, No.1 p16 (2011) |
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使用上の注意 | 不活性ガス封入 |
物性情報
外観 | 黒色, 結晶性粉末〜粉末 |
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溶解性 | 水、エタノール及びアセトンにほとんど溶けない。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- PI/CB Au
Polymer-incarcerated/Carbon Black Gold
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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