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DNAエキストラクター®TISキット DNA Extractor® TIS Kit

遺伝子研究用
for Genetic Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
PRTR-1 安衛法57条・有害物表示対象物質 有機則第2種 労57-2 危4-2(非水溶性)-III 優先評価物質 安衛法・指針及び規則・がん原性
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
296-67701
JAN
4987481481749
50回用
希望納入価格
37,400 円

20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

50回用

溶解液 75 mL x 2本
酵素反応液 15 mL x 1本
RNA分解酵素液 50 µL x 1本
タンパク分解酵素液 750 µL x 1本
酸化抑制剤 350 µL x 1本
よう化ナトリウム溶液 15 mL x 1本
アルコール液 30 mL x 1本
PEG溶液 20 mL x 1本

プロトコル

  • 使用法1プロトコル
  • 使用法2プロトコル*1



  • 使用法1は、タンパク質分解酵素処理の前にRNase処理を実施し、操作を簡略化した方法です。

    使用法2はDNAの精製度を高めるためにタンパク質分解酵素処理とRNase処理を別工程で行い、PEG沈殿法でDNAを回収する方法です。

    いずれの方法でも8-OHdG量に差は見られず、操作中のDNA酸化は同程度に抑制されています。



    *1 本プロトコルではDNAの精製度を上げることが可能です。

    *2 酵素反応液に析出物が見られた場合は、37℃に加温、または室温に戻し、完全に溶かした後、混ぜてから使用して下さい。

使用例

マウス肝臓からのDNA抽出及び8-OHdG量の測定

マウス肝臓(同一個体)からDNA Extractor® WB Kit[製品コード:291-50502]及びDNA Extractor® TIS Kit[使用法1]を使ってDNAを抽出した。

取得したDBAに対し、ヌクレアーゼP1処理を行った後、高感度8-OHdG Check[code No. 307-07921]及びHPLC/ECDによって8-OHdG量を測定し、両者を比較した。

  • 高感度8-OHdG Checkによる測定

    DNA Extractor® WB Kitに比べて、操作中の8-OHdG発生量を半分に抑制する事ができた。

    その結果、8-OHdG測定用DNA抽出キットとして優れた性能が示された。

  • HPLC/ECDによる測定
    8-OHdG濃度 (nmol/L) dG濃度(μmol/L) 8-OHdG/105 dG
    DNA Extractor® WB Kit 1.41 687 0.21
    DNA Extractor® TIS Kit 0.59 692 0.08
    HPLC条件

    カラム:Wakosil-Ⅱ 5C18 RS φ 4.6mm x 150mm
    溶離液:50 mmol/L 酢酸ナトリウム(pH5.2),9% MeOH
    流速 :1 mL/min
    吸光度:UV 260 nm
    ECD電解電位:+600mV

    DNA Extractor® WB Kitに比べて、操作中の8-OHdG発生量を半分以下に抑制することができた。

    また、デオキシグアノシン中の8-OHdG濃度も非常に低いことが明らかになり、8-OHdG測定用のDNA抽出キットとして優れた性能が示された。

概要・使用例

概要 主にヒトや動物の柔組織を対象としたDNA抽出キットです。よう化ナトリウム法を基本原理としているため、劇物であるフェノール/クロロホルムを使用することなく一連の抽出操作を行うことができます。また、よう化ナトリウム法は操作中の酸化が比較的少ないDNA抽出法として知られていますが、本キットは、酸化抑制剤を用いることにより、さらに酸化が抑制されたDNAを抽出できるため、酸化ストレスマーカーである8-OHdG(8-ヒドロキシ-2'-デオキシグアノシン)の測定に有用なDNA抽出キットです。
和光純薬時報 Vol.76 No.4, p32 (2008.10)
和光純薬時報 Vol.77 No.2, p4 (2009.4)
Wako Bio Window No94, p4 (2009.2)
構成 溶解液 75ml×2本
酵素反応液 15ml×1本
RNA分解酵素液 50μl×1本
タンパク分解酵素液 750μl×1本
酸化抑制剤 350μl×1本
よう化ナトリウム溶液 15ml×1本
アルコール液 30ml×1本
PEG溶液 20ml×1本
用途 動物の柔組織DNA抽出。
使用方法 約150mg 組織
|←1ml 溶解液
|ホモジナイズ
ホモジネート/2mlチューブ
|600×G,4℃,10分
沈殿
|←1ml 溶解液       |
|ボルテックス(pptほぐす) |×2回
|600×G,4℃,10分     |
沈殿
|←300μl 酵素反応液
|←1μl RNA分解酵素液
|←3μl 酸化抑制剤
|ボルテックス(pptほぐす)
|37℃,10分
|←15μl タンパク分解酵素液
|37℃,1時間(20分毎ボルテックス)
|10,000×G,室温,5分
上清/1.5mlチューブ
|←300μl よう化ナトリウム溶液
|←600μl アルコール液
|10,000×G,室温,10分
沈殿
|←1ml 70%エタノール  |×2回
|10,000×G,室温,5分  |
沈殿(DNA)
|←DDWまたはTEバッファー
DNA溶液

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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    【医薬品原料】
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