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アイソフィーカル, ビーズ破砕用 ISOFECAL for Beads Beating

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
室温
適用法令 :
安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
315-06281
製造元
315-06281
JAN
4987481584808
50回用
希望納入価格
34,000 円

11

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

50回用

Beads Tube 50 本
Lysis Solution F 50 ml
Purification Solution 20 ml
Precipitation Solution 40 ml
Wash Solution 50 ml
TE(pH8.0) 5 ml
Ethachinmate 100 μl

概要

ISOFECAL for Beads Beating は、人や動物の糞便からのDNA 抽出キットです。独自のDNA 精製プロトコールにより、純度の高いDNA を抽出することができます。
本キットではDNA の抽出方法として界面活性剤による化学的な溶菌法と、Beads Beating による物理的な菌体破砕法の併用を採用しています。したがって、強固な細胞壁を持つ微生物からも効率よくDNA を抽出することができ、実際の糞便微生物相を反映した糞便DNA を得ることができます。
ただし、本キットで抽出したDNA はBeads Beating によって物理的せん断を受けている可能性があります。大腸菌などのグラム陰性細菌から高分子のDNAを抽出したい場合には、ISOFECALをお薦めします。

※本品のご使用には、別途 ビーズ式破砕装置(2 mlチューブ対応) が必要になります。

特長

  • 強固な細胞壁をもつ微生物からもDNAが抽出可能
  • 高純度な糞便DNAが抽出可能
  • 得られた糞便DNAはPCRや制限酵素反応に直接使用可能
  • 約1時間で糞便DNAが抽出可能

保存方法

ISOFECAL for Beads Beating に含まれる試薬はすべて室温保存が可能です。
ただし、Precipitation Solution、Wash Solution、Ethachinmate については、使用時のコンタミネーション(カビや雑菌等の混入)に十分注意し、開封後は低温(2~10°C)で保存することをお奨めします。

使用例

プロトコール

プロトコール

*1 本品のご使用には、別途ビーズ式破砕装置(2 mlチューブ対応)が必要になります。

実験例1 糞便試料から抽出したDNAのアガロースゲル電気泳動

ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beating、Q社糞便DNA抽出キットを用いて、糞便試料各0.2 gからDNAを抽出し、それぞれ抽出したDNAの1/200を電気泳動した(実験はDuplicateで行った)。

A260の値から算出した実際の収量

製品名 試料1
(μg/0.2 g sample)
試料2
(μg/0.2 g sample)
ISOFECAL 75 74
ISOFECAL for Beads Beating 133 115
Q社製キット 5.9 5.4

ISOFECALおよびISOFECAL for Beads Beatingは、ともにQ社製糞便DNA抽出キットの10倍以上のDNAを得ることができた。

実験例2 抽出したDNAを用いたPCR

ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beating、Q社糞便DNA抽出キットを用いて抽出したDNAを鋳型として、PCRにより16Sリボソーム遺伝子を検出した。

PCR終了後、1/5量(10 μl)を電気泳動した。

ISOFECALおよびISOFECAL for Beads Beatingで抽出したDNAを用いた場合は、鋳型量16 pgまでバンドを検出できたが、Q社製糞便DNA抽出キットで抽出したDNAを用いた場合は、鋳型量16 pgのバンドを検出することはできなかった。

FAQ

器具・装置

ビーズ破砕装置はどのようなものを使用すればよいですか?ボルテックスミキサーは使用できますか?

ボルテックスミキサーを使用した場合、製品添付のチューブ内にあるビーズとサンプルと試薬が十分に撹拌されず、本製品の性能が得られない可能性があります。
2.0 mlチューブを収容可能で、破砕条件(4~6 m/秒間または4,200~6,800 rpmで30~45 秒間)に対応できるビーズ式破砕装置をご使用ください。これまでにお客様が製品添付のチューブと組み合わせて使用されたことがあるビーズ式破砕装置は以下になります。ただし、ニッポンジーンでは確認していない装置もありますので、ご了承ください。

  • マルチビーズショッカー 多検体細胞破砕機(安井器械)
  • ビーズ式細胞破砕装置 MS-100(トミー精工)
  • FastPrep FP100A Instrument(MP-Biomedicals(Q-Biogene))
  • FastPrep-24(MP-Biomedicals(Q-Biogene))
  • Mini-BeadBeater(BioSpec)

概要・使用例

概要 ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beatingは人や動物の糞便からDNAを抽出するキットです。糞便から抽出したDNAは、腸内フローラや腸内疾患の研究、家畜・動物等の細菌感染検査などにおいて大変重要な試料となります。しかし、DNA抽出において糞便は生体試料の中でも特に夾雑物を含んでおり、通常の抽出方法や精製方法では夾雑物の除去が困難でした。本キットでは、独自のDNA精製プロトコールによって純度の高い糞便DNAを抽出することができます。【特 長】●高純度な糞便DNAを得ることができる。●得られた糞便DNAはPCRや制限酵素反応に直接使用することができる。〈ISOFECAL for Beads Beating〉●界面活性剤による化学的溶菌と、BeadsBeatingによる物理的菌体破砕によるDNA抽出。●強固な細胞壁を持つ微生物からも効率良くDNAを抽出することができる。●実際の糞便微生物相を反映した糞便DNAを得ることができる。●抽出したDNAはBeads Beatingによって物理的せん断を受けている可能性がある。
WAKO BIO WINDOW No.66,p20(2005.March.)、No.72,p3(2005.DEC.)。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

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