カートに追加しました

比較表に追加しました

トランスダイレクト™ インセクトセル Transdirect™ insect cell

製造元 :
(株)島津製作所
保存条件 :
-80℃ (ドライアイス輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
634-07601
製造元
83105
40回用
希望納入価格
40,500 円

ドキュメント

検査成績書
校正証明書

概要・使用例

概要 世界初の昆虫培養細胞由来無細胞タンパク質合成試薬キット
Transdirect™ insect cell
島津製作所で開発された無細胞タンパク質合成試薬キットTransdirect™ insect cellは、2つの大きな特長を有しております。その一つめは、昆虫培養細胞由来の全く新しいシステムを実現したことです。既に、ウサギ網状赤血球、小麦胚芽、大腸菌の抽出液を用いた合成用試薬キットが市販されていますが、本製品はバキュロウイルス発現系のタンパク質合成において実績のある、Sf21昆虫培養細胞の抽出液を用いた世界で初めての試薬キットです。二つめに、翻訳を増強する配列としてバキュロウイルスポリヘドリン遺伝子5'UTR配列を組み込んだ高効率発現ベクターを独自開発しました。これらの特長により、これまで唯一の動物系であったウサギ網状赤血球由来の試薬キットよりも約20倍の高いタンパク質合成量を達成しました。本製品1キットで60μg~100μgのタンパク質合成が期待できます(反応液1mlあたり30μg~50μg)。また、タグ精製により、非常に簡単に目的タンパク質を取得することも可能で、本製品1キットから20μg以上の収量が期待できます。この他、異なるタンパク質をコードするmRNAの濃度比を調節することによって多量体タンパク質を任意の組成で合成が可能、市販のイヌ膵臓ミクロソーム膜を添加することで糖鎖修飾されたタンパク質の合成が可能など、様々なアプリケーションへの応用が可能となっております。
(Wako Bio Window No.73, p7 (2006.2))
世界初の昆虫培養細胞由来無細胞タンパク質合成試薬キット
Transdirect™ insect cell アプリケーション
【アプリケーション】発現量コントロールによる複合多量体タンパク質の合成鉄貯蔵タンパク質として知られるフェリチンは、24量体を形成し空洞となった構造体内に鉄イオンを貯蔵する能力を持ち、取り込み時に2価イオンを3価イオンに酸化することで、生体内で有害となる2価イオンの無毒化にも寄与します。ヒトのフェリチンにはH鎖とL鎖のサブユニットが存在し、各臓器にそれぞれ異なる組成で存在しています。これらの組成比によって貯蔵能と酸化能が異なることが報告されています。本実験では、ヒトフェリチンのH鎖とL鎖のmRNAの混合比を変えて組成の異なる複合多量体タンパク質の合成を試みた。
(Wako Bio Window No.75, p7 (2006.6))
世界初の昆虫培養細胞由来無細胞タンパク質合成試薬キット
Transdirect insect cell
今回は、無細胞タンパク質合成試薬キットTransdirect insect cellを用いたアプリケーション『ヒトcDNAからの網羅的タンパク質発現』を紹介いたします。タンパク質発現系にとって、多くの研究者が研究対象としているヒトcDNAの発現に対する有効性は非常に重要となっています。そこで今回、昆虫細胞由来の無細胞タンパク質合成系であるTransdirectがヒトcDNAの発現に有効であるかを検討するため、かずさDNA研究所所有のヒトcDNAより分子量45kDa-260kDaのタンパク質を無作為に73種類を選択し、その発現をウサギ網状赤血球由来無細胞系と比較検討しました。【アプリケーション】ヒトcDNAからの網羅的タンパク質発現〈方法〉まず、バキュロウィルス由来の翻訳促進配列を有する発現ベクターにORF Trap法1)を用いて、かずさDNA研究所所有のヒトcDNAを73種類をクローニングしました。cDNAのリストを〈Fig.1〉に示します。次に市販のRNA合成キットを用いてmRNAを合成し、精製した後に、Transdirect insect cellを用いてタンパク質合成を行いました。反応終了後、遠心分離を行い、その上清5μlをSDS-PAGEにアプライし蛍光イメージャーにて検出を行いました〈Fig.2〉。なお、発現タンパク質の検出にはFluoroTect™ GreenLys invitro Translation Labeling Systemを用いました。
(Wako Bio Window No.79, p9 (2006.12))
昆虫細胞由来
昆虫細胞由来無細胞タンパク質合成試薬キット
キット内容
● Insect Cell Extract 5本
● 4mmol/l Methionine 1本
● 0.5μg/μl pTD 1 Vector 1本
● Reaction Buff er 1本
● 0.5μg/μl Control DNA 1本
●取扱説明書
(和光純薬時報 Vol.74 No.4, p11 (2006.10))

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。